※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
Claude Code(クロードコード)には、作業のたびに読む「指示書」を置けます。ファイル名はCLAUDE.md。私はプログラミング未経験ですが、この指示書を19日間育ててきた結果、「記事作って投稿して」の一言でブログ記事が公開されるところまで来ました。
この記事は、その指示書の実物の中身を公開します。何を書いているか、何を書かないか、ルールがどうやって増えてきたか。「CLAUDE.mdに何を書けばいいか分からない」という非エンジニアの人が、最初の10行を書けるようになるのがゴールです。
この記事でわかること
・CLAUDE.md(指示書)とは何か、なぜ非エンジニアにこそ必要か
・私の指示書の6つの中身(150行・8つの見出しの実物から)
・ルールが「失敗→1行追加」で増えてきた実例4つ
・書いてはいけないものと、最初の10行のテンプレート
・毎回の更新を続けるコツ
先に結論:指示書は「AIの記憶」であり「自分のマニュアル」
Claude Codeは、作業を始めるときにフォルダの中のCLAUDE.mdを読みます。ここに「このブログはこういうルールで書く」「いま記事は21本」と書いておけば、次の日に別の会話を始めても、AIは前回の続きから動けます。会話が変わると忘れてしまうAIに、記憶を持たせるファイルです。
結論:指示書に書くのは「現在地」と「必ず守るルール」の2つ。最初は10行で足ります。あとは失敗するたびに1行ずつ足していけば、19日で150行になりました。
私の指示書の数字を、そのまま書いておきます。
| 項目 | 数字(2026年9月13日時点) |
|---|---|
| 行数 | 150行(約2万字) |
| 見出しの数 | 8つ |
| 書き始めた日 | ブログ開設3日目(8月28日) |
| 更新回数 | 105回(記事を1本出すたびに更新) |
| 書いている人 | 私ではなくAI(私は「メモしておいて」と言うだけ) |
最後の行が大事です。指示書はAIに書かせて、AIに読ませています。私が手で書いたのは最初の数行だけで、あとは「今日やったことをメモに書いておいて」と頼むと、AI自身が追記します。Claude Codeそのものの説明は「Claude Codeとは?非エンジニア向け解説」に、ブログ運営に使っている全体像は「Claude Codeでブログ運営を自動化した話」に書きました。
私の指示書の6つの中身

① 現在地:いま何がどうなっているか
指示書の半分以上は、ここです。公開した記事の一覧(URL・カテゴリ・入れた広告・図解の有無)、ASPごとの提携状況(承認済み・申請中・却下)、noteの投稿一覧、直近のアクセス数。「次にやること」を判断する材料を全部ここに置きます。
これがあるので、「記事作って」と言うだけで、AIはどのテーマがまだ書かれていないか、どの広告が使えるか、どの記事にリンクを張るべきかを自分で判断できます。逆に、ここが古いとAIは古い前提で動きます。だから更新回数が105回になっています。
② 必ず守るルール:記事の作り方
記事の形式(WordPressのブロック)、装飾の書き方、冒頭にPR表記を入れる、内部リンクを必ず張る、抜粋を必ず書く、画像のサイズと色、AIイラストは使わない。1回決めたら毎回同じにしたいことは全部ここです。
実物からの抜粋(一部を読みやすく直しています)
・冒頭に「※本記事にはプロモーションが含まれています」を入れる
・内部リンクは既存3記事に必ず張る。記事末に「次に読む」
・投稿前にブロックの検証をする。閉じタグの打ち間違いを毎回検索する
・実録記事では、根拠のない数字(所要時間など)や記録にない逸話を書かない
・抜粋を必ず設定する(100〜120字)。公開後にタイトル・画像・リンクがそろっているか確認してから完了報告する
③ 日付の扱い:開設日を1日目として数える
たった3行の見出しですが、独立させています。理由は、AIが日数を1日ずらしたことがあるからです。「ブログ開設日は8月26日。この日を1日目として数える。日数を書くときは今日の日付から計算し直し、自信がなければ確認する」。これだけで、日数のミスはなくなりました。
④ 進め方の約束:人間側の都合
「操作の案内は1手ずつ」「タイトルと本文は別々に出す」「noteの納品はタイトル・本文・画像・ハッシュタグの4点セット」。これはAIの性能の話ではなく、スマホで作業する私の都合です。長い手順を一度に出されるとスマホでは追えないし、タイトルと本文が1つのファイルに入っていると部分コピーがしづらい。自分がやりやすい形を書いておくと、毎回言わなくて済みます。
⑤ 次にやること:待っているものの一覧
記事の計画、承認待ちの広告案件、「ユーザーからスクショをもらったら進めるもの」。これがあると、AIは「いま動けるもの」と「待ちのもの」を分けて提案してくれます。
⑥ ファイルの場所:どこに何があるか
記事の控え、画像のソース、noteの本文がどのフォルダにあるか。AIが「前に作った図解の元データ」を探すときに使います。図解の作り方は「ブログの図解画像をAIに作ってもらう方法」に書きました。
ルールは「失敗→指示書に1行」で増える

150行のうち、最初から書いてあったルールはごくわずかです。ほとんどは何かをやらかしたあとに足した1行です。実際の例を4つ。
| 起きたこと | 足した1行 |
|---|---|
| ブロックの閉じタグの打ち間違いが、4本の記事で同じように再発した | 投稿前に打ち間違いを機械で検索する(記事番号つきで「同じミスを繰り返した」と明記) |
| 「開設○日目」の数字が実際とずれた | 開設日を1日目として、今日の日付から計算する |
| 下書きに、計っていない所要時間が入っていた | 根拠のない数字・記録にない逸話は書かない |
| 「9月7日まで30%オフ」が期限切れになり、直して回った | 今後は記事に期限付きの文言を書かない |
コツ:ルールには「なぜ」と「いつ」を添える
「打ち間違いを検索する」だけより、「記事10・11・16・17で同じミスを繰り返したので、毎回検索する」と書くほうが、AIは守ります。理由と回数が書いてあると、優先度が伝わるからです。日付も入れておくと、あとで「このルールはもう要らない」と判断するときに役立ちます。
公開前に人の手で直している7か所は、まさにこの表から生まれたものです。詳しくは「AIで書いた記事を公開前に人の手で直している7か所」にまとめています。
書いてはいけないもの3つ
①パスワードやAPIキー
WordPressに投稿するためのパスワードは、指示書には書きません。指示書はGitHub(ファイルの保管場所)に置いていて、誰かに見られる可能性があるからです。私の指示書には「認証情報は環境変数に設定済み。ファイルには保存しない」とだけ書いてあります。
②番号だけの管理
「note12本目」のような番号で管理していたら、数え漏れが出て、あとで「実は13本だった」と判明しました。今はnoteをURLで管理しています。AIも人間も、番号は数え間違えますが、URLは間違えません。
③一度きりの作業メモ
「今日は画像を3枚アップした」のような、次回に関係ない記録は書きません。書くのは「次にAIが判断に使うこと」だけ。ここを守らないと、指示書が日記になって、AIが読むのに時間がかかります。
最初の10行:このまま使えるテンプレート
ブログ運営に使うなら、最初はこれで足ります。○○を自分のものに置き換えて、CLAUDE.mdという名前でフォルダに置いてください。
CLAUDE.md(最初の10行)
# ○○ブログのプロジェクト
・ジャンル:○○。運営者は○○。スマホだけで運営、PCなし
・ブログ開設日:2026年○月○日(この日を1日目として数える)
## 現在の状態
・公開記事:(URLとタイトルを1行ずつ)
・次にやること:(1〜3個)
## 記事の作り方(必ず守る)
・冒頭にPR表記を入れる。内部リンクを2本以上張る
・根拠のない数字や、記録にない体験談は書かない
・記事を公開したら、この状態欄を更新してから完了報告する
最後の1行が、指示書を育てる仕組みそのものです。「更新してから完了報告する」と書いておくと、AIが自分で指示書を更新するようになり、次回はその状態から始められます。
AIへの頼み方全般は、この指示書とセットで効きます。頼み方の型は「プロンプトの書き方入門」に、AIを仕事の道具として組み込む考え方は『生成AI最速仕事術』(たてばやし淳)が参考になりました。「毎回同じ指示を書かずに済ませる」という発想は、この本で腹落ちしました。
指示書は「動かす対象」があって初めて育ちます。私の場合はConoHa WINGに作ったWordPressブログでした。これから作る人は「スマホだけでConoHa WINGにブログを作った全手順(実録)」を先に読んでください。ブログができた日に、この記事の10行を置けば、次の日からAIが続きを覚えています。
\ スマホだけでもブログを作れる /
よくある質問
Q. Claude Codeを使っていないと関係ない?
A. 仕組みとしてはClaude Code用のファイルですが、「現在地とルールを1か所に書いて、毎回AIに読ませる」は、ChatGPTやClaudeのチャットでも同じことができます。会話の最初に指示書の中身を貼ればいいだけです。
Q. 長くなりすぎたらどうする?
A. 私はまだ150行なので困っていませんが、古くなった「現在地」(昔のアクセス数など)は消すか短くする予定です。ルールは消さず、「現在地」だけを整理するのが基本だと考えています。
Q. 指示書を書いてもAIが守らないときは?
A. 私の経験では、守られないルールは「理由がない」か「いつ確認するかが書いていない」かのどちらかでした。「投稿前に」「毎回」のように、タイミングを入れると守られる確率が上がります。それでも起きるミスは、人が最後に確認する項目に回します。
Q. 指示書を人に見せても大丈夫?
A. パスワードなどを書いていなければ問題ありません。私の指示書には広告リンクのIDやサイトの設定が書いてありますが、公開されているページから分かる範囲のものです。逆に「見せられない情報が入っていないか」を考えると、①の「書いてはいけないもの」の判断がしやすくなります。
まとめ:最初の10行を書いて、あとは失敗に足させる
この記事のまとめ
・CLAUDE.mdは、会話が変わっても消えない「AIの記憶」。書くのは現在地と必ず守るルール
・中身は6つ:現在地/ルール/日付/進め方の約束/次にやること/ファイルの場所
・ルールは失敗のたびに1行足す。「なぜ」「いつ」を添えると守られる
・パスワード・番号だけの管理・一度きりのメモは書かない
・「公開したら状態欄を更新してから完了報告」の1行で、AIが自分で指示書を育てる
指示書は、書き上げるものではなく育てるものでした。最初の10行だけ自分で書いて、あとはAIに「メモしておいて」と言い続ける。19日でできたのはそれだけですが、その結果、私は毎日「記事作って投稿して」の一言で済んでいます。


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